どうなる食の安全?〜築地市場移転を考える〜石原都知事が辞職表明 再検証のとき

どうなる安全?〜築地市場移転を考える〜
石原都知事が辞職表明 再検証のとき


                               2012年12月7日


 2012年12月1日(土)14時〜16時30分、四ッ谷の弘済会館4階において、シンポジウム「どうなる食の安全?〜築地市場移転を考える〜石原都知事が辞職表明 再検証のとき」が行われ、約100人の方が参加されました。

 この問題については、
小坂和輝ドクター(小児科医、中央区議会前議員、医療法人社団小坂成育会こども元気!!クリニック経営)が、リーダーのおひとりです。


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左から、小坂 和樹 ドクター、私、大城 聡 弁護士



【プログラム】
14時〜14時20分  『築地移転問題』とは?
              報告者:弁護士 大城 聡
14時20分〜16時  パネルディスカッション『どうなる食の安全?』
              コーディネーター:弁護士 梓澤和幸
              パネラー:岩上安身さん(ジャーナリスト・IWJ代表)
                    水野かほるさん(プランナー・株式会社オフィスいまり取締役)
                    野末 誠さん(築地市場仲卸)
                    佐藤克春さん(一橋大学経済学研究科特任講師)
16時〜         会場参加者との意見交換・質疑応答


 新聞等の報道では、移転を前提とするニュースが流されていますが、まだこの問題が完全に終わったわけではありません。
 この問題を見直すといっている方、例えば宇都宮健児弁護士などが新しい東京都知事に決まれば見直しがなされます。
 見直しがなされる際には、築地市場など現場で働いている労働者の方の意見を十分聞く必要があります。

 現在、この問題に関する訴訟が下記のとおり行われています。

【1 コアサンプル廃棄差し止め訴訟】

 東京都は、市場移転予定地の汚染や地層の状況を調べるために採取したボーリングコアサンプル(ボーリングで採取された土壌試料)を、日本環境学会や関係者の要請にもかかわらず、廃棄しようとしています。そこで、築地市場の仲卸の人と消費者のひとたちが、都を相手に、ボーリングコアサンプルを捨ててはいけないということを訴えました。
 都が行おうとする土壌汚染対策は、このサンプルの分析結果に基づいています。サンプルが捨てられてしまえば、汚染対策に効果があるか否かを調べることができなくなります。
 東京地裁・高裁の判決では請求自体は棄却されましたが、裁判所は、土壌汚染を認め、東京都が仲卸業者に対して安全配慮義務を負うことを認めています。
 現在、最高裁に上告中です。

【2 公金返還請求訴訟】

 この訴訟は、築地市場移転の予定地として、都市ガス製造工場跡地である汚染地を高額で買ったことは間違っており、これによって都は損害を被ったとして、当時都知事である石原慎太郎氏らに対して、都の損害分を都に返還するように求める訴訟です。
 東京都は、移転予定地に汚染があるにもかかわらず、汚染を考慮しない価格、すならわち本来よりも高い価格で土地を買いました。この公金返還訴訟は、東京とが土地を買った時期ごとに二つの訴訟が提起されています。

 ◇平成18年に行われた土地購入が対象の訴訟
〈次回裁判の予定〉
 日時:平成25年1月23日(水)午後4時30分〜
 場所:東京地裁522法廷

 ◇平成23年に行われた土地購入が対象の訴訟
〈次回裁判の予定〉
 日時:平成25年2月5日(火)午前10時30分〜
 場所:東京地裁703法廷

 (裁判の後、報告会が弁護士会館で行われます!)


 子どもの食にも重大な影響を及ぼす問題ですので、引き続き注目したいと思います。

 

 当日配布された資料は、大変参考になると思いますので、下記からご覧ください。

 1 
ビラ
 2 進行プログラム、パネリストのご紹介、佐藤克春さんレジュメ
 3 酒巻幸雄「築地市場移転予定先・豊洲汚染地の液状化と食の安全・安心」
 4 三国英実「築地市場移転問題と卸売市場の再編」
 5 築地移転問題をめぐる裁判のお知らせ


 
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