続 ドイツの司法修習生は?

ドイツの司法修習生は?


 日弁連新聞2010年12月号に、『ドイツ司法修習生に聞く』との記事が掲載されました。
 大変参考になりますので、紹介します。

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 2010年9月1日から同年11月30日まで、ドイツの司法修習生であるシャビア・ベック(Sabiha Beg)氏が司法修習の一環として日弁連国際課にインターンとして在籍しました。この機会にドイツ法曹養成制度について講演いただき、お話しを伺いました。

『ドイツの法曹養成制度(講演から)』

−中略−

〈ドイツでは給費制廃止の議論はまったくない〉
 ドイツでは、修習生の給与の額については議論があるが、大多数が弁護士となるのに、なぜ給与を支給するのかという議論は聞いたことがない。弁護士も司法制度の中で重要な役割を果たしており、公共性を有していると考えられているからではないか。司法制度を維持するには法曹三者がさまざまな経験をして、同じレベルになることが必要と考えられている。

『シャビア・ベック(Sabiha Beg)氏インタビュー』

〈日弁連を選んだのはなぜ?〉
 「日本とドイツは、戦後に復興し経済的にも成功した歴史的背景や、米国の影響を強く受けている点など、似ている印象があり、以前から日本には興味があった」とベック氏はいう。また、外国人弁護士も在籍する法律事務所とは異なる「日本的」な組織で働いてみたかったため、今回、あえて日弁連での勤務を希望した。
 興味深いのは、同氏が、ドイツの民間財団から旅費・滞在費・語学研修費に至るまでの経済的支援を受けていること。同財団は、福祉や国際交流など、ドイツ内で幅広い経済的援助を行っているが、今年度から、国際交流の目的で、ドイツの司法修習生がインターンシップを行うにあたり、年間15人までを日本に派遣するプログラムを開始したという。今年度、ベック氏のほかにも援助を受けている修習生は、法律事務所や大使館などでインターンシップを行っており、今後も年15人が同財団の援助を受けて派遣される。

〈日弁連での仕事と印象、そして進路は?〉
 日弁連国際課に在籍中は、ドイツの法曹養成制度についてリサーチを行った。自国の制度ではあるものの、さまざまなデータを集め、リサーチするにつれ新たな発見が多々あったという。また、日本の現状については、法曹人口の議論など、ドイツでは全く話題にもなっていない論点があり興味深かったと語る。
 今後はドイツに戻り、司法試験二次試験の口頭試験を受け、合格すれば修習は終了する。進路は国際法の博士号(PhD)を取得後、就職しようと考えている。

−略−

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 やはりドイツは先進国ですね!!  日本は学ぶべきです。

 
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