第16回国連コミッション(於国連ウィーン本部)に参加して

 
20071009185158.jpg第16回国連コミッション(於国連ウィーン本部)に参加して

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2007年4月23日から同月28日まで、ウィーン国連本部で、第16回国連・犯罪防止刑事司法委員会(コミッション)が、開催された。日弁連の参加は、連続して14回目である。



20071009185701.jpg20071009184727.jpg今回のテーマは、暴力団犯罪を含む都市型犯罪対策、子どもの性的搾取に対する闘い、テロリズムの防止、越境組織犯罪防止条約の批准及び履行の推進(日本は未批准)等であり、日弁連は暴力団(ヤクザ)対策及び子どもの性的搾取について意見表明をした。
会場の反響は良かったようだ。


注目すべきNGOの企画が沢山あった。20071009185639.jpg
例えば、外国人受刑者問題(ウィーンでは受刑者の半数は外国人であるという)、子どもの誘拐問題、刑事司法における国連の「基準と規範」(Standards and Norms)−特に司法の公正−などである。
持ち帰った資料に、UNODC(UNODCは、United Nations Office on Drugs and Crimeの略)作成のDVDのマネーロンダリング対策等は活用しうる。

また、次回のコミッションのテーマの一つは、「女性に対する暴力の根絶」になる可能性が高い。

20071009185619.jpg なお、私は車椅子を常用する障がい者であるが、国連都市ウィーンの地下鉄・市電・バス等について障がい者・高齢者のための整備は遅れており、東京のJR・メトロ・都バスと似たようなものだと感じた。国連ビルの状況も、地下鉄から会議場へのエレベーターが無い、坂が多いのに『手すり』が無い(または片方にしか『手すり』がない−写真参照)など遅れており愕然とした。
 なぜなら、自分が5年前(2002年11月)に倒れる前に20回近く行った国連ビルには「極めて広いスペースの障害者用トイレ」があり「さすがに国連のビルだなあ!進んでいる。」と強く印象づけられていたからである。

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※詳細な出張報告書は、下記から全文を見ることが出来ます。
 なお、資料1の試訳は、本邦初である。

出張報告書」 本文

別紙1 オープニングについて(第1日午前 議題1,2)

別紙2 暴力団と都市犯罪について(第2日午前〜午後 議題3ーa)

別紙3 子どもの性的搾取について(第2日午前〜第3日午前 議題3ーb)

別紙4 犯罪の傾向及び対策・UNODCの活動について(第1日午前・午後、第3日午後 議題4)

別紙5 国連の基準と規則(Standard and Norms)について(第4日午前 議題5)

別紙6 UNODCの犯罪プログラムについて(第4日午後 議題6,7)

別紙7 その他の議題について(第5日午前〜午後 議題8〜11)

別紙8 都市型犯罪対策に対するワークショップ(第1日午後)

別紙9 決議(resolution)・決定(decision)案の審議、採択された決議・決定の概要

別紙10 NGOコーディネーション会議(第1日昼休み)

別紙11 外国人受刑者問題に関するパネルディスカッション(第1日昼休み)

別紙12 誘拐対策に関するプレゼンテーション(第2日昼休み)

別紙13 基準と規則(司法の廉潔)に関するNGOディスカッション(第3日昼休み)

別紙14 人身取引と戦うための地球規模の率先:保護の約束「児童の取引に対するキャンペーン」(第3日午後)

別紙15 都市型犯罪防止のための市民社会の役割に関するパネルディスカッション(第4日昼休み)

別紙16 「犯罪者の処遇及び厚生」、「テロリズム対策に関する技術支援の提供」(第4日午後サイドイベント)

別紙17 現地で交流した人物(掲載省略)


別紙18 現地で入手した資料

別紙19 国連ウィーン本部のコミッション(国連刑事司法委員会)に対する今後の日弁連の関わりについて


【付録】
資料1 「子どもの犯罪被害者及び証人に関わる事項における正義についてのガイドライン」(Economic and  Social Council Resolution 2005/20)の試訳

資料2 THE BANGALORE PLINCIPLES OF JUDICIAL COUDUCT 2002 (E/CN.4/2003/65)


 
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