平野裕二さんレクチャー「国連・子どもの権利委員会の最新の動向−英国や米国の最新の審査にも触れて」

平野裕二さんレクチャー
「国連・子どもの権利委員会の最新の動向
−英国や米国の最新の審査にも触れて」


 2008年11月5日(水)に、平野裕二さん(ARC=Action for the Rights of Children、翻訳家)に、日弁連子どもの権利委員会(委員長 影山秀人、事務局長 川村百合)子どもの権利条約第3回政府報告書カウンターレポートチーム(座長 一場順子)第5回会議(弁護士会館17階1704会議室)において、レクチャーをしていただきました。

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2008年11月5日17時から 弁護士会館1704号室
平野裕二さん(右側)のレクチャー



 テーマは『国連・子どもの権利委員会の最新の動向−英国や米国の最新の審査にも触れて』でした。
 約2年前にも、同様のテーマで日弁連で講演をしていただきましたが、2010年に『国連子どもの権利委員会CRC日本政府第3回報告書審査』を控えるなか、今回の講演となりました。

 参加者は、約15名(テレビ会議参加者2名)、テープ録音希望者6名で、講演時間は予定より大幅に延長され(16時30分から18時40分)、大いに盛り上がりました。
 例を挙げると、カウンターレポート(オルタナティブレポート)は、「約100ページまで」という事実上のルールがあること、米国は子どもの権利条約を未だに批准していないが、『プロトコール』(選択議定書)は批准しており、ジュネーブでの米国政府報告審査は興味深かったことなどです。

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講演を聴く参加者
左手前から、津田玄児弁護士、斎藤義房弁護士など


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講演を聴く参加者
左手前 中川 明 弁護士、右奥 杉浦ひとみ弁護士



 講演の内容は、下記の2つのレジュメ及び資料をご参照下さい。

レジュメ「国連・子どもの権利委員会の最新の動向−英国や米国の最新の審査にも触れて」
レジュメ「英国の第3回・第4回報告書審査、行われる」
資料「英国の第3回・第4回報告書審査を踏まえた委員会の主要な懸念分野及び勧告」
(参考)レジュメ「子どもの権利をめぐる最新国際動向」(2007年10月於東洋大学)


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日本弁護士連合会
『問われる子どもの人権
−子どもの権利条約に基づく
第1回日本政府報告に関する日本弁護士連合会の報告書』
こうち書房(1997年279頁1429円+税)

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 また、2008年2月23日に行われた 李 亮喜 CRC委員長の特別講演についての私のブログ「李 亮喜(Yanghee Lee) さん(国連・子どもの権利委員会 CRC 委員長)特別講演をされる!『子どもの権利をめぐる国際動向とCRC』仮訳平野裕二さん(『子どもの人権連』代表委員)」も是非参照して下さい。

 最後に、弁護士会館地下の「桂」で、平野裕二さんを囲んで、中川明弁護士、杉浦ひとみ弁護士、当職で食事をしながら、様々な楽しくかつ有意義な話に花が咲きました。例えば、「子どもの人権研究会」熊本大会(2008年11月22日・23日於熊本学園大学)の第1部「権利条約が学校に求めるもの〜子どもの権利条約と障害者の権利条約から考える〜」の打合せや、平野裕二他著『生徒人権手帳』三一書房(1990年777円)が発行された当時、自費で100冊購入し、1990年7月ころ福岡市内等の82の中学校生徒会会長宛に「子どもの権利条約定着のための勤務特昇拒否基金」名義で「中学生徒会長様」と表記して書籍小包で郵送した三浦先生の話(『生徒人権手帳』の送付を受けた中学校のうち、12校については、学校側は郵便物を開披することなく生徒会長に手渡したものの、8校については学校側が無断開披してチェックした後生徒会長に渡し、17校については無断開披後生徒会長に無断で返送したり学校で保管あるいは没収・処分をしました。三浦先生は、「生徒の人権を侵害するものである」として、1990年11月8日、日弁連人権擁護委員会へ人権救済申立をされました。結果は、無断開披、無断返送・没収・処分した25中学校に対し、1992年9月に『要望』の処分となりました。−日本弁護士連合会『子どもの権利マニュアル』こうち書房1995年9月発行456〜457頁「子どもの人権救済事件一覧表」より、『自由と正義』1993年3月号97頁参照)など、様々な話をすることができました。


 
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