先日は、『ぼくたちやってない』をお送りいただきながら、
お礼も申し上げずに日を過ごしてしまい、失礼しました。
目を通してから、と思ううちに日を過ごしてしまいました。
昨日日曜日、一気に読ませていただきました。
綾瀬母子殺人事件という事件のことは聴いていたのですが、
その具体的な事情が初めてよく分かりました。
全面自白からアリバイ確認をはじめとする弁護団のご苦労もよくわかりました。
虚偽自白の経緯は、前回のシンポでの模擬取調における構造と似ていると感じました。
シンポの内容が間違っていなかったと確認できた思いもします。
それにしても、本当に東西を問わず、冤罪の構造が同じであることあること改めて痛感させられました。
このような代用監獄を悪用した密室取調べ、自白強要という根本問題が
何ら改善されていないことは、ある意味で驚くべき事態です。
先日、ウィニーで流出した警察の取調マニュアルも、むしろ自白強要を慫慂するものでした。
今後とも可視化の問題については、ねばり強い取り組みが必要かと思います。
よろしくお願い申し上げます。
2006年4月17日
弁護士 秋田真志(大阪弁護士会)




吉峯さんが登場された、この番組はよい取り組みであると思います。今、憲法改定問題が浮上している中で、不気味な兆候がたくさんあるように感じます。与党改定案の中に「公共の福祉」が「公益」に置き換えられたりしています。大事な部分を「法律によって」、と、政権側のペースで進められるようにしようと言う気配があります。憲法は特別裁判所の設置を禁じていますが、「軍事裁判所」の設置をうたい、行政権力のあらたに踏み込んだ強化を目指しているようにみえます。国家権力に優位するべき基本的人権への圧力がひしひしと感じられます。強力であるべき防波堤、言論の自由を支える報道の自由。私たちは戦後生まれの団塊世代として、社会の後退局面では、いつもこの点から、権力がわの攻勢が始まったのを経験しています。その常套手段は、「委縮効果」です。先日の報道に登場した、ある団体の会場使用について、右翼団体からの反発を恐れて、有名ホテルが会場賃貸を断ったことなどもそうです。ホテル側は、断ったのは「当方の判断です」と報道陣に言っていた。「当方の判断」にさせる、「委縮効果」。今日の番組で弁護士が言及していましたが、権力は巧妙で、しっかりと状況づくりをします。吉峯さんの長い闘いの意味がいっそう大きな価値であると感じさせてくれた番組でした。