『ぼくたちやってない』感想文

先日は、『ぼくたちやってない』をお送りいただきながら、
お礼も申し上げずに日を過ごしてしまい、失礼しました。
目を通してから、と思ううちに日を過ごしてしまいました。

昨日日曜日、一気に読ませていただきました。
綾瀬母子殺人事件という事件のことは聴いていたのですが、
その具体的な事情が初めてよく分かりました。
全面自白からアリバイ確認をはじめとする弁護団のご苦労もよくわかりました。
虚偽自白の経緯は、前回のシンポでの模擬取調における構造と似ていると感じました。
シンポの内容が間違っていなかったと確認できた思いもします。

それにしても、本当に東西を問わず、冤罪の構造が同じであることあること改めて痛感させられました。
このような代用監獄を悪用した密室取調べ、自白強要という根本問題が
何ら改善されていないことは、ある意味で驚くべき事態です。
先日、ウィニーで流出した警察の取調マニュアルも、むしろ自白強要を慫慂するものでした。

今後とも可視化の問題については、ねばり強い取り組みが必要かと思います。
よろしくお願い申し上げます。

2006年4月17日
弁護士 秋田真志(大阪弁護士会)


 
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